絶滅のおそれがある生き物とレザー製品

絶滅を防ぐために、レザーの製品化の為の商業利用として捕獲される動物たちには、世界的な制限があります。皆さんが、日頃から愛用しているような革財布、革靴、革鞄などの原料皮となっている動物たちの中にも、地球環境の変化の影響から供給量が劇的に減少しているレザー種もあるかもしれません。ワニ革のアリゲーター種などは、クロコダイル種のスモールクロコに次ぐ、グレードとして親しまれていますが、近年の北米南部への大型台風による被害などから原料皮となるワニの捕獲高に影響が出ている模様です。

レザー製品に限らず、人間の価値感の中には、希少性を重んじるような風潮がありますので、グレードアップや最高位の格付けといったものは、大衆性と相反する価値の中で存在しているようです。ワニ革は、斑紋の模様の独特なパターンからファッション性の高さが注目され、革財布や革バッグなどに多く使用され、世界中の人々を魅了してきました。クロコダイル種の「スモールロココ」などは、「皮革の宝石」などと称され、その地位はゆるぎないものとされています。

同じように、エキゾチックレザーとして知られる、海の生き物の「エイ」も、その皮を原料皮としたレザー製品は、「泳ぐ宝石」の賜物などと称され、その多くは日本では、日本刀の鞘などに利用されていました。海の生き物の中では、サメや亀などの皮も原料皮として、レザー製品として生まれ変わっているようです。

エイ、サメ、亀などの海の生き物にも、世界的に絶滅の危機の恐れを報告するようなニュースが飛び交っています。皆さんの手にしたレザー製品の数々が、この地球上から消えつつある貴重な生物の形見になってしまわないよう、私達人類の生産物について、未来へ向けて改めて顧みる必要性があるようです。

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